◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第117号 2006.11.10 ◆◆◆◆◆
メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
持って頂いている皆様(約8千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
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1.ITCビジネス成功事例情報
【ITCとしてのやりがいと喜び】
【ITCビジネスを成功させるには】
【ITコーディネータの原点】
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2.ITC協会からのお知らせ
・「IT経営キャラバン隊」発足!関会長が会長に就任!!
・「認定7000人超える勢い」 関会長 記事掲載
・ITC組織のビジネス立ち上げを積極的に応援!
・IPAニューヨーク事務所から
・ITCのための継続学習プログラム
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3.編集後記
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1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報
**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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◆ITCとしてのやりがいと喜び
有限会社 インテリジェントパーク 代表取締役
中間法人 EKA 副代表 荒添美穂
中小零細規模の企業、および、創業希望の個人様向けの、コンサルティング
や人材教育を業として会社を興し、おかげさまで15周年を迎えました。
一貫して、注力してきたことは、
1.クライアント様が、日々の業務や常識に埋もれ、見えなくなったり、
あきらめたりしていることへの気づきと成功要件の明確化
2.成功ストーリーの具体化と、なすべきことに対する関与者方の合意と
理解
3.成功するまであきらめない情熱の維持
を実践して頂けるようなご支援です。
これには、クライアント様との信頼関係、関与者の合意形成が必要で、
実際には、とても難しいものですが、実現できたら、IT化以前に改善
の兆候が見え始めます。このときの達成感と、クライアントさまの「あり
がとう」という言葉が、私の仕事のやりがいです。
3年前、ITSSP事業の経営者研修でお会いした文化印刷様では、経営者の
強力な後押しを頂き、全従業員参加の「改善提案コンクール」から始め、
16年度のIT活用型経営革新モデル事業の補助金を使って、Webベースの
ワークフローシステムを導入することができました。その後も良い信頼
関係を頂いて、現在、再評価と見直しの業務に入っています。
また、最近では、銀行、商工会議所、士業の会など、コラボレーション
によって活動の範囲も広がり、今後、より多くのクライアント様の成功
に寄与することができますよう、日々研鑽して参りたいと思っております。
・ITC協会ホームページ:文化印刷株式会社事例
http://www.itc.or.jp/about/casestudy/management/management20.html
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◆ITCビジネスを成功させるには
株式会社ARU ITC 秋山 剛
私は本年1月に大手自動車部品メーカーを退職し、ITCとしてコンサル業
に従事しており、9ヶ月間で9社程のお客様になんらかの形で支援をさせて
頂いておりますが、中小企業でのIT人材の不在をつくづく実感しており
ます。IT化の必要性は感じていても、誰に相談したら良いかもわからず
困っておられる経営者が多く、ITCビジネスの潜在顧客は数知れず存在
しているものと感じております。
しかし実際の中小企業の経営者の多くの方はITCの存在や、IT推進アド
バイザー等の支援事業があることすら知らないのが実情で、ITCの活動
を多くの方に知って頂くことが重要だと思います。
現在IT経営応援隊の事業である「経営者研修」のお手伝いをさせて頂
いておりますが、この研修に参加された経営者の方でIT経営の必要性へ
の気づきと共に、ITCの活動内容や支援事業を知り支援を希望される方
が増えており、宣伝手段としては非常に有効だと思います。
ただしお客様から積極的に支援を求められることは少なく、アフターフォ
ローが重要となります。
経営者研修会に参加された方にしばらくして「どうですか?」
とフォローすると「実は・・・」と相談されるケースが多いようです。
そういう意味ではITCビジネスはITCの営業力も重要となります。
私はSEからの転職で営業の経験はありませんので、今後は営業力の向上
がITCビジネスを成功させるための私自身のCSFとなります。その前提と
して、ITCの存在を広く宣伝する必要があり、今後ともITCAの方には経営
者研修会等の支援を始めとして宣伝活動の強化に努めて頂くことをお願い
したいと思います。
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◆ITコーディネータの原点
北海道ITコーディネータ協議会
インフォネット株式会社 佐々木身智子
平成18年度の文科省の補助事業で、北海道内のIT企業が産学官連携で創り
出した研究成果を、地元の企業でどのように活用できるか、またIT企業
と一般企業のマッチングの可能性を探る目的で調査を行っています。
この夏から秋にかけて、観光業と農業を中心に経営者との面談を行って
きました。全国的な賞を何度もお取りになった有名観光ホテルの経営者
から、ひとりで有機栽培を長年手がけておられる農業生産者までお話を
伺って歩きました。今、観光業や農業の現場では、自分たちの商品や
製品、サービスを直接消費者に伝え、消費者の意見を直接聞きたいという
希望を強く持っています。
その中でITを含め、コーディネータ役がいかに不足しているかを実感し
ました。
コーディネータとは、「一緒に汗を流しながら問題を理解し、
一緒に解決策を考えてくれる人」。様々な機関に相談に行っても、理論
や知識を提供してくれる先生は大勢いるが、自分たちの気持ち理解し、
一緒に問題を解決しようとしてくれるコーディネータはほとんどいない
という悩みをお聞きしました。同じ目線で現場に入り、現場を見続ける
ことはたいへんなことですが、そこから見えてくることはたくさんある
はずです。コーディネータの原点を改めて教えられた気がしました。
ITコーディネータ制度も今年5周年を迎えました。原点に立ち返り「IT
コーディネータに求められる役割」を改めて考えたいと思いました。
・ITC協会ホームページ:財団法人 札幌市スポーツ振興事業団事例
http://www.itc.or.jp/about/casestudy/management/management21.html
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2.ITC協会からのお知らせ
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◆「IT経営キャラバン隊」発足!関会長が会長に就任!!
当協会は、ITコーディネータの活躍の場の創出とIT経営の普及・推進を
図るため、11団体・企業と協力して、「IT経営キャラバン隊」(会長:関
隆明)の発足と、活動への積極的な参加を行うことといたしました。
この「IT経営キャラバン隊」活動は、ITC組織自らが企画・提案するイベ
ントの実現支援や全国の商工会議所をはじめ関係団体が主催するイベント
でのITCの活躍の場の創出など、幅広い可能性を持った事業です。
この活動を通じて、ITCが各地の関係団体との連携を深め、地域に根ざした
継続的なIT経営の実現支援活動ができることを目指したいと考えています。
ITCの皆様からの「IT経営キャラバン隊」活動への積極的なご提案も、
大いに歓迎いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、12月6日(水)に東京で開催する「第8回全国コミュニティ大会」
(ビジネス志向ITC届出組織代表者)では、「IT経営キャラバン隊の活用」
をメインテーマに掲げて開催し大いにディスカッションする予定です。
・発表文:「IT経営キャラバン隊」の発足と活動への参加について
http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/it_caravan.html
・前回開催報告:「第7回全国コミュニティ大会」
http://www.itc.or.jp/foritc/community/itc_community2006.html
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◆「認定7000人超える勢い」 関会長 記事掲載
当協会が認定する定期刊行物 週刊BCNの11月6日版
「Key Person」に、ITC協会 関会長のインタビュー記事が掲載され
ました。
協会ホームページに同紙から記事をご提供いただき掲載いたしました。
・ホームページ「発表資料」欄
http://www.itc.or.jp/press/index.html
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◆ITC組織のビジネス立ち上げを積極的に応援!
「九州地区ITC組織地域ワークショップ」開催(11/1)
(業務開発・広報委員会:西岡郁夫委員長主催)
11月1日(水)福岡商工会議所会場にて、ビジネスを志向する九州地区
のITC組織を対象として、ITC協会主催によるITC組織立ち上げ「九州地区
地域ワークショップ(WS)」を開催いたしました。
・開催報告をホームページに掲載
http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/workshop_kyushu.html
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◆IPAニューヨーク事務所から
米国IT業界動向「ニューヨークだより」
「児童インターネット犯罪に対する官民連携による取組み」
http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200611.pdf
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◆ITCのための継続学習プログラム
ITC資格維持のための知識ポイント取得対象セミナー・研修のお知らせ
です。
・詳細はこちら
http://www.itc.or.jp/activity/seminar/index.html
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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆
以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
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3.編集後記 ITC協会 広報担当 松下 正夫
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「お客様の課題を解決する”サービス営業力の強化”がITC推進プログラ
ムの狙いです」
既に、約350名の試験合格者を輩出している、富士ゼロックス(株)
営業部長阪本氏の「架け橋」取材でのコメントは明快でした。
商品力のみに頼らず、お客様の課題解決というサービス力を強化すること
で企業価値を高め競争力・満足度を上げる。そのアプローチの方法論と
してITCプロセスを活用する。
実際にITCプロセスで明快に整理した、顧客支援事例(ご自身の事例)の
キット集まで作成し、お客様へのプレゼンや、部下の指導に活用する姿
には説得力があります。
しかし、ここまでの域に到達するには、顧客の立場に立って考えるという
基本スタンスと、ITCプロセスの十分な消化・吸収力が必要条件かと感じ
ました。
インタビューの内容は、機関誌「架け橋」第2号(2007年1月発行予定)
の特集「スキルを生かせ!企業内ITC」に掲載いたしますので、どうぞ
ご期待ください。
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「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
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http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
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発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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